サンダルの季節って、つま先のお洒落も楽しめるのがイイですよね。
足元に日差しや風を受けて歩くのが心地良くて元氣が出て来ます。
ただ、サンダルやミュールって意外と靴擦れになりやすいのが悩みなんですよ。
歩き続けて暫くすると指や甲に痛みを感じて、見てみたら時すでに遅し・・・
慌てて絆創膏を購入して貼るなんて事があるんですよね(汗)
そうなるとカッコ悪くて足元のお洒落が台無し!
おまけに治るまで痛いわ、時間がかかるわ・・・結構悲惨だったりします。
そこで、本日はサンダルやミュールで起こる靴擦れ防止策について、この様な内容でお伝えします。
- 靴擦れの原因は?
- トラブルを避けるための正しいサイズ選びと履き方は?
- 靴擦れ防止アイテムを活用しよう!
これを読めばサンダルの靴擦れトラブルが解消され、あなたも心置きなくファションを楽しむことができるでしょう!
ぜひ、参考にしてくださいね。
Contents
サンダルを素足で履くと靴擦れが出来る原因
まず、防止策を知る上で靴擦れが起こる原因を把握しておこうと思います。
靴擦れの症状は大きく分けて3つです。
- マメや水ぶくれ
- 痛みと腫れ
- 出血
いずれの症状も、サンダルと足の間で摩擦が生じることで起こります。
つまり、この摩擦が靴擦れを引き起こしているのです。
また、靴擦れは段階を追って酷くなって行きます。
初期段階
- 最初は摩擦により小さな擦過傷が生じてヒリヒリ痛みます
- 擂れた場所が赤く腫れる場合もあります
中期段階
- 初期段階を放置して歩き続けると、皮がよることによりマメや水ぶくれができます
- さらに進むとマメや水ぶくれが割れて出血を起します
- また、ストラップ部分と擦れた場合は皮膚が切れてしまう事もあります
末期段階
- 中期段階までで治療をしておかないと、キズ口に雑菌が侵入して化膿します
- 運が悪ければ患部が壊死を起す事も・・・!
たかが靴擦れと侮ってはいけませんね。
なので、靴擦れが起こった場合は初期の段階で治療をしましょう。
少しぐらい大丈夫と、歩き続きけることで症状を悪化させてしまいます。
また、靴擦れの傷は、黒ずんで痕になる事もあるため注意が必要です。
では、どうしてサンダルと足の間で摩擦が生じるのでしょうか?
次の章で詳しくご説明致します。
靴擦れの原因となる摩擦はこうして起こる!
まず、サンダルと足の間で摩擦が生じる理由を説明しますね。
主に3つあります。
- 歩行時の前滑り(足がサンダルの上で前滑りを起して正しい履き位置がずれる)
- ストラップが当る位置が自分の足に合っていない
- サンダルはタイプによっては長時間の歩行に適さない
では順番に詳しく見て行きましょう。
1.歩行時の前滑り
- サンダルは靴に比べて足が履物と固定されません
- 特に、かかとが固定されないミュールタイプは前滑りが起きやすいデザインです
- ヒールが高い場合は、かかと甲のフィット具合によっては前滑りを起しやすくなります
- 自分の足裏の形とインソールの形がフィットしていない場合も前滑りが起こります
2.ストラップが当る位置が自分の足に合っていない
- ストラップが多いデザインは履いた時にストラップがかかる位置に注意しましょう
- ストラップが歩いた時に擦れやすい位置に当る場合は靴擦れが起こりやすいです
たとえば、歩行時にもっとも動く足の甲から指先部分(地面を蹴る時に動く範囲)
この場所にストラップが当る場合は気を付けましょう。
3.タイプによっては長時間の歩行に適さない
- じつはサンダルの中でミュールタイプは摩擦が起きやすいのです
- ミュールはかかとが固定されないため「パカパカ現象」が起きます
- かかとがインソールから離れやすいデザインは摩擦を完全に防ぐ事はできません
なので、ミュールタイプは長時間の歩行には向かない履物なのです。
次にサンダルのサイズ選びと履き方のポイントをお伝えしますね。
トラブルを避けるサイズ選びのポイント5つ!
サンダルのサイズ選びは靴のサイズ選びとは若干違ってきます。
ココ、第一ポイントです!
たとえば、普段履いている靴が23センチだとします。
だから、サンダルも23センチで合うかといえば、そうではありません。
詳しく説明しますね。
サンダルの正しいサイズ選びと履き方!重要なポイント5つ
①「かかと」
かかとがインソールから、ほんの少しだけはみ出るくらいのサイズを選びましょう
※普段履く靴のサイズより1つ下のサイズが目安になります。
たとえば、日頃のサイズが23㎝ならサンダルは22.5㎝を選ぶとか・・・
ただ、サンダルのデザインや足の形にもよるため個人差があります。
②「つま先」
つま先はインソールの先からはみ出ないものを選びましょう。
足をのせた時に指先がインソールの先より1㎝少し内側に来るものを選びます。
※つま先がはみ出ると怪我に繋がり危険です!
フィッティングの際には、必ず歩いた時の状態も確認しましょう。
履いたときにつま先が収まっていても、歩いた時にずれてはみ出すようならNGです!
ちなみに、私は歩いているうちに指がはみ出してしまい、躓いた際に親指の爪が剥がれかける怪我を負った事があります(汗)
本当に危険なので注意してくださいね。
③「足の甲」
足の甲部分はゆる過ぎてもダメですが・・・
逆にキツ過ぎると皮膚に食い込んで、その部分に靴擦れが起こりやすくなります。
なので、圧迫感の有無など、フィット感を入念にチェックしましょう。
特に、土踏まずの無い偏平足の方は、足の横幅が広いため甲のサイズに注意が必要です。
横幅がインソールからはみ出ないデザインを選びましょう。
ほかに外反母趾などで親指の付け根が出っ張っている方はトングサンダルがおすすめです。
トングサンダルなら親指付け根を含む横アーチ部分が圧迫されません。
④「足首」
足首とかかとが固定されるサンダルは大きく分けて2種類あります。
- バックストラップタイプ(かかとから足の甲にかけてベルトで固定されます)
- アンクルベルトタイプ(足首周りをベルトで1周するようにかかとと固定されます)
※両タイプともサイズ調整が可能なバックル付きが理想です。
ゆる過ぎず・キツ過ぎずに微調整が出来るかを確認しましょう。
尚、ヒールが高いデザインはアンクルベルトタイプを選びましょう。
足首とかかとがしっかり固定されると、靴擦れの原因となる前滑りが起こりにくいですよ。
⑤「土踏まず」
歩いた時に「土踏まず」が浮いてしまうデザインは避けましょう。
この部分が浮いてしまうと指先に負荷が集中してしまいます。
すると「足裏アーチ」が崩れて様々なトラブルを引き起こします。
たとえば・・・
- 足裏の痛み
- 横アーチが崩れることにより起こるモートン病
- 姿勢など骨格の歪み(ひざ痛・股関節痛・腰痛など)
- 指先に負荷が集中する事で、指先に擦れが起こりやすくなります
尚、「土踏まず」がない偏平足の方は、極端にヒールが高いデザインは避けた方が無難です。
もともとアーチが崩れているので、つま先に負荷がかかってしまいます。
この状態で長時間歩行すると足に痛みを引き起こすかもしれません。
じつは、私は偏平足で高さのあるサンダルで長時間外出すると、決まって足が痛くなっておりました。そして、指先のストラップが当る部分に靴擦れが起こりやすいのです。
つまり、これが原因だったわけですね(汗)
番外編
トングサンダルは前滑りによる靴擦れが起こる場合があります。
親指と人差し指の間の鼻緒が当る部分です。
なので、トングサンダルを選ぶ場合は鼻緒の当たり具合に注意しましょう。
店内を歩いてみて、鼻緒の当たり具合がゆるくてもキツ過ぎてもNGです。
鼻緒は調整出来ないので、自分にフィットしたものを選びましょう。
しかし、サンダルのサイズ選びって意外に奥が深いのですね。
サイズよりもデザイン優先だったかも(汗)
今はデザインもですが、サイズ選びには慎重になっております。
その甲斐あってか靴擦れで痛い思いをする事がなくなりました(笑)
あと、ついでに靴擦れ防止に役立つおすすめアイテムも記載しておきますね。
靴擦れを防止するのに活用したいアイテム
ちなみに、靴擦れ防止として使えるのが昔ながらのミツロウと石けんです。
サンダルのストラップ部分など靴擦れが起きそうな部分に擦りつけておきましょう。
靴擦れ防止の応急処置におすすめです。
ただ、コレだけでは防止しきれない靴擦れがあります。
なので、とても便利なおすすめアイテムをご案内したいと思います。
アイテム①靴下
- 今お持ちのサンダルが調整しても若干ゆるい場合は、靴下を合わせましょう
- 靴下を履く事でサイズ調整されるため、靴擦れが起こりづらくなります
- トングサンダルで鼻緒がゆる過ぎる場合は足袋型の靴下を試してみてくださいね。
若干のサイズ調整なら靴下は試す価値ありですよ!
アイテム②ボルダ―スポーツムース
スポーツ選手が使っている皮膚を守るスキンケア用ムースです。
このムースを塗ると皮膚の一番表面の角質部分にバリアを形成し皮膚を守ってくれます。
- 塗った感触は皮膚の上に見えない膜が出来た感覚でしょうか・・・
- ストラップが当る部分は確かに擦れにくくなります
サンダルに石けんやミツロウを塗ると汚れが気になる人はこちらが良いかもしれません。
画像をクリックすると詳細がみれますよ!
アイテム③クリアバンド
- かかとが浮くのを防いでくれます
- サンダル(ミュールタイプ)特有のパカパカ現象を止めてくれます
- かかとが固定されると靴擦れが起こりづらくなります
透明でサイズ調整できるため、一組持っておくと便利です。
アイテム④クリアジェルクッション
- サンダルのインソールのつま先部分に貼ると前滑りが起こりにくくなります
- ただ、こちらはインソールの素材がツルっとした表面でないと付きません
アイテム⑤底まめトング―パッド
- トングタイプのサンダルで鼻緒部分の擦れと足裏の底まめを防止します
- これは鼻緒が当る部分が擦れて切れる事がないので楽です
あとは足裏(指下部分)の角質が厚くなるのも防いでくれますよ!
ちなみに私は、足袋型靴下とトング―パッドを状況に合わせて使い分けています。
本日のまとめ
では本日の話題をまとめますね。
サンダルを素足で履くと靴擦れが起きるのは、サンダルと足の間で生じる摩擦が原因である
摩擦が生じる理由
- 歩行時の前滑り現象
- ストラップが当る位置が自分の足に合っていない
- 長時間の歩行に適さないタイプを履いている
長時間歩行予定があるなら、かかとが固定されるデザインを選ぶ。
かかとが固定されないミュールタイプは長時間の歩行に適しません。
靴擦れによるトラブルを避けるサイズ選びのポイント5つ
- かかと(インソールからほんの少しはみ出るくらいが丁度よい)
- つま先(足のせた時にインソールの先より1㎝少し指が内側に来ること)
- 足の甲(ゆる過ぎず、キツ過ぎず。足幅がインソールからはみ出るのもNG)
- 足首(固定しやすいサイズ調整可能なバックル付きタイプが理想)
- 土踏まず(歩いた時に土踏まずが浮いてしまうインソールはNG)
番外編
- トングサンダルは鼻緒部分の具合をしっかり確認する事
- ゆる過ぎてもキツ過ぎてもNGです
※他にも記事の中で靴擦れを防ぐのに便利なアイテムもご案内しております。
という事で、素足にサンダル履きで靴擦れが出来る原因と防止策についてご案内致しました。
少しでも参考になれば嬉しいです。
靴擦れを防いで快適なサンダルファッションを楽しんでくださいね(^_-)-☆
あと、「サンダルが履ける時期」についても書いておりますので、こちらの記事もどうぞ!