鏡を見るとまぶた(瞼)に白いプツプツやボツボツとしたできものが(>_<)
コレって何なの?何だか脂肪の塊のようにも見えるけど、見た目が汚くて嫌だ!
じつは、このような白いできものはまぶた(瞼)の何処にどんな状態で出来たかによってニキビなのか?それとも眼病の1つなのか?原因によって対処方法が違ってきます。
どちらにしても正しく対処しないと治らないので原因を知った上で改善して行きましょう。
Contents
まぶた(瞼)の白いできものズバリ原因はコレ!
まぶた(瞼)の白いできものには大きく分けて二つの原因が考えられます。
1つはニキビ、もう一つはマイボーム腺が脂肪で詰まって起こる霰粒腫(さんりゅうしゅ)です。対処の仕方はそれぞれ違いますので詳しく見て行きましょう!
まぶた(瞼)の白いできもの 原因その1「にきび」
まぶた(瞼)の表面にいつの間にか白いブツブツやポツポツができることがあります。
このできものの正体は意外な事にニキビなのです。
ニキビの場合は、まぶた(瞼)の淵から遠い場所にできる場合が多いです。
まぶた(瞼)にニキビができるなんて「嘘だろォ―!」って思いますが、有難くない事にニキビはまぶた(瞼)にもできます。
まぶた(瞼)は顔の中でも皮膚が薄くデリケートな部分なだけにニキビである場合は痕を残さず綺麗に治したいですよね。まずは原因を知っておきましょう。
まぶた(瞼)に出来るニキビの原因5つ!
まぶた(瞼)にできるニキビの主な原因は下記の5つです。
- ストレスや睡眠不足による皮脂の過剰分泌
- シャンプーやリンス、洗顔などの洗い残し
- 不十分なメイククレンジング(ファンデーションなどによる毛穴の詰まり)
- ホルモンバランスの乱れ(ストレス・過労・睡眠不足・更年期など)
- 外的刺激(花粉アレルギーなどでたびたび目を擦るなど)
これらの原因が思い当たる場合は出来ることから改善しましょう。
- ストレスを溜めないように適度な気分転換を図る
- 睡眠は最低でも6時間は確保するよう心がける
- シャンプーやリンス、洗顔料はしっかり洗い流す
- メイクは専用のクレンジングオイルやジェルを使って目の周りは丁寧に優しく落とす
- ホルモンバラスが崩れないように規則正しい生活を心がける
- 更年期の方は医師などに適切な処置やアドバイスを貰う
- 目の周りは極力刺激を与えないように気をつける
- 花粉アレルギーなど原因となる疾患は正しく治療を受ける
など、改善できる事を改めるだけでそれ以上ニキビが酷くなることを防げます。
しかし、出来てしまったニキビは短期間で治すのは厳しいものがあります。
なるべく早期に正しい対処をするか治療を受ける必要があります。
まぶた(瞼)ニキビの症状
まぶた(瞼)に限らず、ニキビには更に4つの種類と段階があります。
色によってその種類と段階が判別できるので見てみましょう。
白色(白ニキビ)
まぶた(瞼)ニキビで白いボツボツやプツプツは別名「コメド」もしくは閉塞面皰(へいそくめんぽう)と呼ばれる初期段階のニキビです。毛穴に皮脂や角栓が詰まった状態です。
黒色(黒ニキビ)
まぶた(瞼)ニキビで黒いボツボツやプツプツは開放面皰(かいほうめんぼう)と言って黒ニキビとなります。
簡単にいうと毛穴に詰まった皮脂が酸化して黒くなった状態です。
毛穴に皮脂が詰まって溜まって行くと最終的に毛穴が開いた状態になります。
すると詰まった皮脂は直接空気に触れるので酸化を起こして黒くなるのです。
さらに、紫外線やメラニン色素が悪さを働きます。
黒ニキビは放置すると色素沈着を起してシミになってしまう事があります。
赤色(赤ニキビ)
赤ニキビはアクネ菌が増殖して白ニキビが悪化した状態となります。
ニキビが赤くなっているのはニキビ自体が炎症を起こしているからです。
黄色(黄ニキビ)
黄ニキビは赤ニキビがさらに悪化して炎症が酷くなり、膿が溜まった状態です。
つまりにニキビが化膿したものです。
膿が白っぽく見える事もあるため、この状態を白ニキビと勘違いする方がいますが、白ニキビでは膿は溜まりません。
ニキビが大きく中に膿が溜まっている場合は黄ニキビ(化膿ニキビ)となります。
ニキビの変化の段階
下記に記したように白ニキビから二通りの段階を経て重症化して行きます。
- 白ニキビ→黒ニキビ
- 白ニキビ→赤ニキビ→黄ニキビ
こうして見るとまぶた(瞼)の白いできものは初期段階の白ニキビであることが分ります。
この初期段階の内に正しいケアで痕を残すことなく治したいですね。
ニキビは初期段階の白ニキビの間なら自分でケアする方法もあります。
しかし、赤や黒、黄と進んでしまった場合は皮膚科で治療を受けた方が保険適用の範囲内で短期間で綺麗にすることができますよ。
しかも、自費でケア商品を購入して取り組むよりも治療費が安く済みます。
また、白ニキビであっても個数が多い場合は最初から皮膚科で治療を受けた方が早く綺麗に安く治せます。ニキビ治療は皮膚科を検討してみて下さいね。
白ニキビを自分でケアする方法
初期段階の白ニキビを自分でケアしたいという方はこちらの方法があります。
白ニキビは毛穴に皮脂や角栓が詰まった状態ですので、唯一潰しても良いニキビと言われています。
潰す時にはドラッグストアなどで手に入る専用の器具(コメドプッシャー)が必要です。
ですが、間違った潰し方をすると赤ニキビや黄ニキビになる恐れがあるため、自信の無い方はやめておいた方が良いでしょう。
特にまぶた(瞼)などデリケートな場所にできたニキビは潰すのは避けるべきです。
私もおすすめしません。おすすめのケア方法は洗顔です。
正しい洗顔方法
夜の洗顔
- メイクは専用のクレンジングを使って優しく丁寧に落とす
- 洗顔料が泡立ちやすいように手を洗う
- 洗顔フォームを泡立てネットを使ってホイップ状にしっかり泡立てる
- 力を入れずに泡を肌に細かくリズミカルに当てて優しく洗う
- すすぎはぬるいよりも少し冷たいと感じる程度のお水でしっかりと行う
お湯を使うと必要以上に肌の乾燥が進むためトラブル肌には良くありません。
タオルで拭くときは擦らずタオルを肌に優しく押し当てて水分を取り除きましょう。
洗顔後はしっかりと保湿して下さいね!
朝の洗顔
洗顔フォームは使わず冷たすぎないお水で優しく洗顔しましょう。
ただし、起きた時に肌が皮脂でテカるほど汚れている場合は、夜よりも軽めに洗顔フォームで洗い流します。
洗顔後は同じくしっかりと保湿してからメイクをしましょう。
ニキビが治るまでまぶた(瞼)部分は薄めのナチュラルメイクで我慢しましょう!
原因その2「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」
まぶた(瞼)に現れる白いできものの中で白ニキビに次いで多いのが霰粒腫(さんりゅうしゅ)です。一般的にものもらいといいます。
霰粒腫(さんりゅうしゅ)の場合はまぶた(瞼)の淵やまつ毛の生え際に出来ます。
霰粒腫(さんりゅうしゅ)には2種類あります。
- 腫れや痛みを伴う急性もしくは炎症性タイプ
- まぶたにシコリがあるだけで痛みも腫れも伴わない非炎症性タイプ
霰粒腫(さんりゅうしゅ)が出来る原因
マイボーム腺が脂で詰まる事により白いプチとしたシコリのようなものが出来る。
霰粒腫(さんりゅうしゅ)が出来た場合の対処法
霰粒腫(さんりゅうしゅ)は非炎症性の場合も炎症性の場合も自然には治りません。
ぜひ、眼下を受診して下さい。
非炎症性の場合は投薬などで様子を見ることが多いようです。
急性や炎症性の場合は切開による外科的治療となる事もあるようです。
非炎症性の場合は痛くないため放置しがちですが、最悪シコリが肉芽になってしまうことがあるため、放置せずに眼下で適切な治療を受けた方が良いでしょう。
本日のまとめ
まぶた(瞼)の白いできもの!ズバリ原因は2つです。
- 白ニキビ(まぶたの淵から遠い場所にできる事が多い)
- 霰粒腫さんりゅうしゅ(まぶたの淵やまつ毛の生え際などにできる)
白ニキビの場合は正しく洗顔する事によって改善が期待できる。
綺麗に早く安く治したければ皮膚科で治療を受けるのが一番。
霰粒腫は(炎症性・非炎症鋭)どちらにしても自然に治らないため、早めに眼下を受診する。眼科で投薬や外科的治療など適切な処置を受ける必要がある。
1日も早くあなたのまぶた(瞼)の白いできものが治りますように!!