どんな時も汗の臭いって嫌ですよね。
特に脇汗の臭いって氣になってしまいます。
出がけに制汗剤をつけて来たのに・・・
ふとした瞬間に自分の汗の臭いに氣づいてドキッとする!
なんて事があったりするんですよね。
じつは、このような事態を避けるためには「制汗剤の使い方」が重要なのです。
そして、制汗剤を正しく使うためには種類別の特徴と選び方も把握する必要があります。
そこで、今回は・・・
- 制汗剤の種類(それぞれのメリットとデメリット)
- 状況にあった制汗剤の選び方
- 正しい制汗剤の使い方
など、制汗剤を効果的に使うためのポイントを解説して行きます。
これを知れば、制汗剤をつけたのにトホホ・・・(汗)
なんて事がなくなりますよ。
ぜひ、お役立てくださいね。
それでは、制汗剤の種類と選び方から説明して行きます。
Contents
ちゃんと知ってる?制汗剤の種類と選び方
制汗剤で汗の臭いを効果的に抑えるには、自分に適した種類を選ぶ必要があります。
なので、制汗剤の種類とその働きを把握した上で選ぶことが重要です。
じつは、制汗剤には2つの働きと3つのタイプがあります。
制汗剤の働き2つ
- デオドラント作用(臭いを抑える効果)
- 制汗作用(汗を抑える効果)
制汗剤のタイプ3つ
- 直塗りタイプ(クリーム・スティック・ロールオン)
- スプレータイプ
- シートタイプ
それぞれの特性を知った上で、状況に応じて正しく使い分けることが大切です。
そのためにも制汗剤の種類とメリット・デメリットを把握しておきましょう。
制汗剤のタイプ3つとメリット&デメリット
1.直塗りタイプ
直塗りタイプは3種類あります。
直接肌に塗るため、汗腺への働きかけが強く臭いを抑える効果が抜群です。
ワキガなど体臭が気になる方に適しています。
直塗りタイプ①クリーム仕様
メリット
- 汗に流れにくくデオドラント効果と制汗効果の持続力が高い
- ワキガなど体臭が気になる方にも効果的
デメリット
- 塗る時に手が汚れる
直塗りタイプ②スティック仕様(固形)
メリット
- クリームタイプと同様の働きがあり、手を汚さずに塗り込む事ができる
- デオドラントと制汗効果の持続力が高い
デメリット
- 強くこすりつけたりすると、肌を傷めたり黒ずみの原因となる事がある
- 固形のため塗りムラになる事がある
直塗りタイプ③ロールオン仕様(液体)
メリット
- ソックタッチのように液体をコロコロと塗れる
- 凹凸のある部分も塗りやすい
- スティクタイプに比べて皮膚への摩擦が少なく肌にやさしい
- 効果の持続力も高い
デメリット
- 塗った後、乾くまで時間がかかる
2.スプレータイプ
メリット
- 持ち運び便利で、いつでもどこでもサッとスプレーするだけで使える
- 製品の種類が最も多く選びやすい
デメリット
- パウダーが毛穴に詰まりやすく皮膚トラブルを起こす事がある
- ワキガなど体臭のキツイ方には効果の持続力が弱い
3.シートタイプ
メリット
- 持ち運び便利でウィットティッシュ感覚で汗を直接拭き取れる
- 臭いの原因となる雑菌も拭き取れるため、ニオイ対策としては効果的
デメリット
- 体臭が気になる人はシートタイプだけでは臭いを抑えきれない
- コストパフォーマンスが割高
次に、制汗剤に配合されている成分とその働きについても触れておきますね。
制汗剤の配合成分と働きを把握しておこう
制汗剤に含まれる成分は2つです。
- 汗を抑える制汗成分
- 臭いを抑えるデオドラント成分
配合成分にもメリット・デメリットがありますから知っておきましょう。
汗を抑える制汗成分
ここでは代表的な制汗成分を記載しておきます。
塩化アルミニウム
- 制汗効果に優れており多汗症治療にも使われる成分
- 使い方を誤ると副作用で皮膚トラブルを起こすことがある
- 医師処方の元で正しく使う必要がある
クロルヒドロキシアルミニウム
- 汗腺を収縮させて汗の出を抑える働きがある
- アレルギー反応を起す場合があり、人によっては注意が必要
- 特にムダ毛処理後など肌に傷がある状態で使うのはNGとされている
ミョウバン(別名アルム石)
- 食品添加物としても使われている
- 制汗剤の原料としては最も安全性が高い
- 毛穴を引き締め、汗を抑制する効果がある
- アルカリ性のニオイ成分を中和するため消臭効果もある
- 人によって軽い痒みやかぶれなどを起す事がある
臭いを抑えるデオドラント成分
代表的な成分を記載しておきます。
塩化ベンザルコニウム
- ワキガなど体臭がキツイ方に向いている
- 作用が強いため肌が弱い方は注意が必要
銀イオン
- 今や最もポピュラーな成分です
- 汗の臭いの原因となる菌に対する除菌・殺菌効果により消臭力を発揮します
- 臭い出してからも消臭してくれますが、効果の持続時間は長くない事が多いようです
※金属アレルギーなどの肌トラブルを起こす場合がある
植物系成分(オイル・精製水ほか)&重曹
- 最も肌への負担と副作用が少ない成分です
- お肌が弱い方や肌にトラブルを抱えた時にもおすすめ
- 市販の他に材料が手に入りやすいため制汗剤を手作りしたい人にもおすすめ
- ワキガなど体臭がキツイ場合は効果が薄い
制汗剤といっても、これだけ種類があるのですね(汗)
次はいよいよ制汗剤の選び方と使い方をご案内したいところですが・・・
その前に汗が臭う原因についても把握しておきましょう。
汗が臭う原因を知っておこう!
汗クサイ!っていいますが・・・
じつは、汗自体に臭いはないのです。
汗は、汗腺から出た汗が皮膚にいる常駐菌に分解・酸化される事で臭います。
また、皮膚表面の垢や皮脂などをエサに細菌が繁殖することでも臭います。
つまり、汗の臭いを防ぐには・・・
汗を掻いたら出来るだけ早く拭き取って清潔にする!
これが重要なのです。
なお、皮膚の常駐菌にも善玉菌と悪玉菌があります。
この2つの菌のバランスが、程よく保たれていれば汗が臭うことは然程ありません。
しかし、そのバランスが崩れると汗を掻いた時に臭いが強くなってしまうのです。
ですから、必要以上に皮膚の除菌をやり過ぎると臭い対策には逆効果となります。
たとえば
- 1日に何回もシャワーを浴びてボディソープで洗う
- 入浴の時に必要以上に肌をゴシゴシこする
- 除菌効果の高い制汗剤を1日に何回も塗り直す
といった事をやる過ぎると、2つの菌のバランスを崩すため注意が必要です。
では、以上を踏まえた上で制汗剤の選び方についてご案内します。
効果的な制汗剤の選び方
制汗剤を効果的に使う為には選び方が重要です。
たとえば・・・
- 多汗症やワキガの人とそうでない人
- 冷房が効いた室内で過ごすのか?
- 蒸し暑くて汗を掻きやすい屋外で過ごすのか?
といった具合に、状況によって使い分けた方が良いのです。
その方が効果的に汗の臭いを抑える事ができますからね。
ですから、制汗剤は使う場面によって適したタイプを選びましょう。
ここではニオイと汗の度合に使用する環境を考慮した選び方を表にしました。
そして、制汗剤は選び方と同じく使い方が大切です。
どんなに優れた制汗剤であっても、使い方が悪いと本来の効果が得られません。
では、本日メインの正しい制汗剤の使い方をお伝えします。
正しい制汗剤の使い方
制汗剤を正しく使う上で最も重要なポイントは2つです。
- 事前にお肌を清潔にしてから使う事
- 制汗剤をつけた後、お肌が乾いてから服を着ること
たとえば、このような使い方は本来の効果が台無しになります。
- 汗を掻いて時間が経ち雑菌が繁殖して臭い出してから制汗剤をつける
- 入浴の間が長く開き、お肌に皮脂や垢のある状態で制汗剤をつける
具体例:夜に入浴する方は翌朝出かける前に制汗剤をつけますよね?
汗ばむ季節は寝ている間に寝汗を掻くこともあります。
ですから、制汗剤をつける部分はウェットシートなどで拭いてからつけた方が良いのです。
という事で、外出先で汗を掻いて制汗剤をつけ直す時も同じですよ。
ウェットシートでお肌を綺麗に拭いてからつけ直しましょうね。
そして、制汗剤をつけた後はお肌が湿ったままの状態で服を着ない事!
お肌が湿った状態だと蒸れて雑菌が繁殖しやすくなるためです。
すると、制汗剤をつけたのに後から臭うという事態を招いてしまいます。
なので、制汗剤をつけた後は、お肌がサラサラに乾いてから服を着ましょう。
液体タイプの制汗剤を使う場合は、塗った後にドライヤーの風を当てると早く乾きますよ。
本日のまとめ
では、本日の話題をまとめますね。
汗の臭いを抑えるために大切な事
- 制汗剤の種類を把握した上で自分に適した製品を選ぶ事
- 制汗剤は正しく使う事
制汗剤の効果を活かす正しいつけ方
- 制汗剤は肌を清潔にしてからつけること
- 制汗剤は乾いたお肌に付けること
- 制汗剤をつけた後はお肌がサラサラに乾いてから服を着ること
ちょっとした事ですが、制汗剤を使う際には、ぜひお役立てくださいね。
汗ばむ日もさわやかに過ごせますように!