お正月といえば初詣!
新たな一年の最初のお参りと願掛けをするにあたって、『お賽銭』って気になりませんか?
不謹慎ではありますが
- お賽銭の相場っていくらだろう?
- 御利益がある金額っていくらかな?
- たった5円じゃ御利益ない?
などなど、思わず考えてしまいます(汗)
そこで、初詣のお賽銭について相場を調べてみました。
そしたら、なんと!
御利益があるとされる金額と金種がこんなにあるなんて!
硬貨や紙幣にそれぞれ意味があるなんて知りませんでした。
やはり、語呂合わせで験を担ぐのは大事ですよね~
気持ちをポジティブにするためにも重要だと思います。
なので、御利益があるとされる金額と金種の組み合わせをご紹介致しますね!
また、他にもお賽銭にまつわるアレコレをまとめました。ぜひ、参考にして下さいね。
Contents
御利益があるとされる金額と金種は?
お賽銭を入れる時に一番気になること・・・
「御利益がある金額ってズバリいくらだろう?」
やはり、ここは気になります。
だって、お賽銭を入れる以上
- より御利益があるように
- 絶対御利益があるように
- 必ず御利益があるように
と、思わずには・・・いえ、願わずにはいられないですから!
そこで、御利益があるとされる金額と金種の組み合わせをご案内しますね。
御利益を得るには金種の意味から
昔から御利益があるとされている金種があります。
よく使われるのが
五円玉・・・ご縁に引っかけて縁起が良いとされています
五十円玉・・同じく5が付くシリーズは縁起が良いとされます
五千円札 〃
ちなみに五百円玉はこれ以上大きな硬貨(効果)がないという事で験が悪いとされています。
特に仕事や学業、病などに関する事にはNGだそうです。
そして、10円玉は縁が遠のくという意味で験が悪いとされています。
1円玉・・・「いい」やナンバーワンにちなんで縁起が良いとされます
百円玉・・・百の縁があるという意味で縁起が良いとされています
千円札・・・千里眼にちなんで先の見通しが良いとされています
壱万円札・・円満に通ずという意味で縁起が良いとされています
こじつけと思えば其れまでですが、験を担ぐなら気にしたいですよね?
これらの組み合せで語呂を読み験を担ぐなんて!お賽銭って、ほんと奥が深いと思います。
験を担ぎたい!縁起が良い金額の組み合わせ
ここでは分かりやすいように表にまとめております。まず小銭を使った組み合わせです。
そして、お札を使った組み合わせがこちら
組み合せ次第で意味がこんなにあります。
ピンチ!財布に10円玉以下しかない時はどうする?
財布の中に10円玉と1円玉しかない!という状況でも慌てる必要はありません。
じつは、験が悪いとされる10円玉も1円玉と合わて使えば問題ないのです。
- 10円玉+1円玉=11円(いいご縁がある)
- 10円玉4枚+1円=41円(良いご縁)
夫婦や恋人が円満を願う場合
- 10円玉2枚+1円玉=21円
- 10円玉3枚+1円玉=31円
夫婦や恋人であれば、2で割り切れない数字なので、「二人の縁が切れることはない」という意味になります。
結婚式などの御祝い金を1万円・3万円.5万円などの奇数にするのは同じ意味があるからです。
さらに、お賽銭は1円玉だけでもOK!
じつは、1円玉にはスゴイ意味が隠されています。
1円玉3枚あれば最強!
1円玉3枚にはこんな意味が・・・・
- 昔の奉納品にちなんで「粗塩」「水」「玄米」の代わりとなります
- 3種の神器にちなんで「玉」「鏡」「剣」の代わりになります
つまり、感謝の奉納としてはおかしくないのです。
そして・・・
- 1円玉1枚=1円であっても
- 2円であっても
変わらず「めでたい」という意味があります。
なので、万が一財布の中に1円玉しかなくても、慌てずにお賽銭をお供えできますよ。
ここまでは、お賽銭ばかりに目が行っておりましたが、いくらお賽銭を入れても参拝の作法が悪ければ何にもなりません。
そこで、参拝の作法についてもご案内しておきますね。
御利益を得るには正しい参拝作法でお参りしよう!
あなたは初詣の際の正式な作法をご存知ですか?
一般的には
- 新年を迎えたら神社へ初詣に行く
- 手水で手と口を清めたら真っ直ぐ拝殿へ行く
- 拝殿でお賽銭を入れて神様にお祈りと願い事をする
ザットこんな感じではないでしょうか?
ところが、正式な参拝作法はもっと細かいのです。
やはり神様に対して礼を尽くすといいますか・・・
非礼のないように正しい作法で参拝しないと御利益が無いかもしれません(泣き)
じつは、私も正しい参拝作法が出来ておりませんでした(汗)
同じように知らない方もおられると思いますので、正しい参拝マナーをご案内致します。
正しい参拝マナー
(神社編)神社に到着してからを、順を追って説明して行きますね。
①鳥居をくぐる時の作法
- 鳥居やしめ縄の下がったしめ柱の手前で一度立ち止まります
- 少し軽い会釈してからくぐりましょう
- 尚、大きな神社は鳥居が沢山あります。
- 一番外の鳥居から順にくぐって神殿へ進みましょう。
②参道の歩き方
- 参道は本来神様の通り道とされています
- 特に参道の真ん中を「正中」と呼び、神様がお通りする神聖な道です。
- なので、参道は正中を避けて、左右どちらかの端を歩きます。
③手水(ちょうず)で手と口を清める
これも正しい作法がありました。
- 手水で清める前に軽く水神様に会釈をします
- まず、両手で柄杓(ひしゃく)を持ち、水をすくいます
- 右手に柄杓を持って、左手から清めます
- 柄杓を持ち替えて右手を清めます
- もう一度柄杓を右に持ち、左掌(てのひら)に柄杓の水を受けます
- 掌に受けた水で口をすすぎます
- この時含んだ水は左手で口もとを隠しながら、そっと足元の流水溝へ吐きます
- 再び左手を清めます
- 最後に柄杓を縦に立てながら柄杓に残った水で柄の部分を洗い清めます
- 終わったら柄杓を元の位置に戻します
- 再び水神様に会釈をして手水を終えましょう
④拝殿(神殿)へ向かい参拝します
- 神殿の中央を避けて立ち、小さく一礼します
- (この時に昨年一年間の感謝の気持ちを心の中で奉じます)
- お賽銭を納めます
- お賽銭は投げ入れないようにします
- そっと、丁寧に賽銭箱へ納めましょう
- 鈴を1回静かに鳴らします
- 「二礼二拍手一礼」で礼拝します
「二礼二拍手一礼」は2回お辞儀をした後、2回柏手を打って、最後にもう一度深くお辞儀をする礼拝作法です。拍手の際に両手を重ねる時は、左手を少しだけ出すのが作法となります。
参拝が終わったら軽く会釈して神様にお尻を向けない様に1歩下がり、神様の正面からずれて身体の向きを変えましょう。
正しい願掛けの仕方
願いごとをする場合は「二礼二拍手一礼」の2拍手の後、一礼の最中に心の中で念じましょう。願い事は欲を出さずに1つが望ましいです。
最後に、神社から出るのに鳥居をくぐったら最後に神社に向って軽く会釈をして帰りましょう。ご紹介したのは一般的なお参りの作法です。
- 出雲大社など、神社によっては作法が違う場合があります
- 参拝の仕方はどの神社も入り口や手水舎付近に掲示している場合が多いようです
- お寺は宗派によって作法がありますので、分らなければ入り口で確認しましょう
お賽銭の入れ方に関しての補足情報
小銭はそのままお賽銭箱へいれてOKです。
お札は封筒に入れて賽銭箱へ入れるのが正式なマナーとなっています。
ですから、お札を入れる場合は事前に用意しておきましょう。
封筒は一般的に
- 紅白の蝶結びの熨斗袋
- 無地の熨斗袋
- 白無地封筒
どれも使っても良い事になっています。
封筒には表書きが必要です。
表書(上)
- 御初穂料
- 御玉串料
- 御神饌料
のいずれかを書き、その下に自分の名前を記入します。
封筒の裏左下に住所を記入します。
お札は頭を上にして袋に納め、封をしましょう。
お札は新札か、なるべく綺麗なお札を入れた方が良いそうです。
お参りの時にお賽銭は必ず入れるべき?
参拝で必ずお賽銭を入れるべきなのか?
これは厳密に言えば気持ちの問題となります。
神様はお賽銭のあるなしや金額の違いによって私たちを差別しません。
願いごとを叶えて欲しいからお賽銭を入れるという考え自体が不謹慎です。
お賽銭の本当の意味は
『神様から受けた恩恵や福に対して感謝の気持ちを奉げる』
その行為をお賽銭の奉納という形で表しているにすぎません。
なので、
- お賽銭を入れるか入れないか?
- お賽銭をいくら入れるか?
これは、あなたが神様にどんな形で感謝の気持ちを表したいかによります。
気負わずに1円でも5円でも好きな金額で良いと思いますよ。
家族でお参り!お賽銭は一人ずつ入れるべき?
家族で初詣に行かれた場合は
- まとめてお賽銭を入れようか?
- それとも一人、一人お賽銭を入れるべきか?
特にお子さんが小さいとケースバイケースで迷われる事があると思います。
それでなくとも初詣は混雑しますからね。
これも、気持ちの問題であって、大切なのは参拝する心にあります。
ですから、その時のあなたの事情や状況に合わせて参拝するのが一番ですよ。
神様は一人ずつお賽銭を入れないからと言って私たちを差別したりしません。
どんなときも平等に慈しんで下さいます。なので、気にする必要はありませんよ。
本日のまとめ
では、最後に本日の話題をまとめますね。
- 初詣で大切なのはお賽銭の金額ではありません
- 神様にお祈りする時の心の在り様が大切です
- したがって、お賽銭に相場はありません
ただし、お賽銭には御利益があるとされる金額と金種があります。お賽銭に使うと験が悪いとされる金種があるので注意しましょう。
- また、お賽銭は願いごとを聞いてもらうための代金ではありません
- 本来は神様から受けた恩恵や福に対する感謝の気持ちを表すためのものです
- 願いごとを叶えて欲しいからお賽銭を入れるという考えは不謹慎となります
なので、邪(よこしま)な気持ちでお賽銭を入れてはいけません。お賽銭の金額は、その時のあなたの気持ちだけで充分なのです。
そして、最後に初詣で祈願をする際は正しい参拝マナーで行いましょうね。
2020年度があなたにとって良い年となりますように!