足指の皮がむけていたり、めくれていたりすると内心ドキドキしながら「もしかしてコレは・・・まさか・・・そんな!!!」などと不安になりますよね?
こんな時、真っ先に思い浮かぶのは水虫ではないでしょうか?ところが、足指の皮がむけるだけでは水虫とは言い難いのです。
じつは、同じ症状がでる他の疾患もあったりします。なので、本日は足指の皮がむける症状について、ぜひ知っておきたい原因3つとポイントを語ります。
Contents
足指の皮がむける原因は3つの可能性があり
イヤぁああ!!!足指の皮がむけている!!コレってもしかして水虫なの??
誰だって真っ先にそう思いますよね?
ですが、足指の皮がむける原因には3つの可能性があるんです。
その可能性3つがコレです(↓)
- 単なる乾燥と汗
- 汗疱(かんほう)
- 水虫(水虫には3型種類があります)
それぞれを詳しく見て、決め手となるポイントを把握しましょう!
可能性その①単なる乾燥と汗
意外でしょうが、単なる乾燥と汗が原因である事が多いんですよ。
足裏は身体の中でも皮が厚い部位となっています。
そして、靴が自分の足に合っていない方や長時間の立ち仕事など、何らかの要因により足指を中心に皮が厚くなっている場合が多いのです。
なので、長時間靴を履いて汗を大量に掻くと靴の中が蒸れて皮がふやけ、むけるのです。
たとえば、お風呂の湯船に長く浸かっていると皮がふやけて白くなりベロンとむけやすくなりませんか?コレと同じことが汗により靴の中で起こるのです。
このほかにも中高年以降になると加齢により手先や足先の皮膚は皮脂の分泌が減って乾燥しがちとなります。
すると、皮がカサカサになったりガザガザしたりして皮がめくれて来ることがあるのです。
対策として・・・
汗による蒸れが原因の場合
- 蒸れにくいデザインや素材の靴を選ぶ
- 汗を吸収して湿度を調整してくれる綿100%やシルク、麻混素材の靴下を履く
- 汗が酷い時は途中で靴下を履き替える
乾燥が原因の場合は
- 入浴の後、クリームなどで保湿を行う
- 乾燥による皮膚の荒れが酷い場合はプロのフットケアを受けてみる
この様に工夫をすることで防ぐ事が可能です。
今はフットケア専門の保湿クリームや足蒸れ専用の対策グッズがあるので自分にあった物を選ぶと良いと思います。
また、フットバスを利用するのも良いですね。専用のフットバスが無くてもタライにハーブオイルを数滴入れて足浴をするだけでも違いますよ。
足のニオイけし
- ベルガモット
- レモン
足の保湿・消炎
- ジャーマンカモマイル
- ラベンダー
水虫が疑われる時
- ティーツリー
- ラベンダー
抗菌作用の強いティーツリーは水虫の予防や水虫治療中の足浴におすすめです。
可能性その②汗疱(かんほう)
汗疱は水虫(小水疱型)と症状が似ているのでよく間違われます。
汗疱は手のひらや足の裏に汗をかきやすい方がなりやすい皮膚疾患です。足の裏などは汗をかきやすくない方でも汗をかきやすい状態が続くことで発症する場合があります。
見た目の症状としては1~2㍉程度の小さな水ぶくれが現れます。まるで蒸れた皮が白くポツポツと点在するように見えます。
汗疱はほとんど自覚症状がないのですが、汗疱が悪化して汗疱性湿疹になると痒みや痛みを伴う場合があります。
汗疱は菌によって発症する水虫とは違い、自分の汗が皮膚から排出されない事により起こる疾患なので感染の心配はありません。
汗疱(かんほう)の原因と解消法ポイント
単なる汗疱のうちは治療を受ける方はほとんどいません。汗疱が悪化して痒みや痛みを伴いだしてから慌てて皮膚科へ行く場合が多いようです。
汗疱性湿疹は酷くなると根治に時間がかかるだけでなく、見た目も醜くなるため汗疱性湿疹へ移行する前に対処するのが一番です。
汗疱を解消・予防するために
- 汗をかいたらよく拭き取る
- 手足を常に清潔に保つ
- 手なら手洗いを小まめに行う
- 足なら1日1回靴下を履き替え制汗シートで拭く
- メッシュ素材やサンダルなどの蒸れにくい靴を履く
- 毎日入浴をかかさない
- 入浴の際には足も指の間を含めて丁寧に洗う
- 入浴後は省略しがちな指の間も丁寧に水分を拭き取る
それでも改善しない場合や悪化する場合は早めに皮膚科を受診しましょう。痒みや痛みを伴ってしまっている場合も皮膚科へ行きましょう。
可能性その③水虫(3型種類があります)
足指の皮がむける原因で何と言っても多いのが水虫です。一口に水虫と言っても水虫には3型も種類があり、その症状には多様性があります。
水虫の種類
- 趾間(しかん)型
- 小水疱型
- 角質増殖型
このように水虫には多様性のある症状が存在します。それぞれの特徴とポイントを見て行きます。
水虫で最も多い趾間(しかん)型
水虫の中でも趾間(しかん)型は最も多い定番タイプとなっています。場所としては足の指と指の間に発生する事が多いです。特に薬指と小指の間は出来やすいといわれています。
気になる症状ですが
- 皮がむけてカサカサしている乾燥型
- 皮がふやけてジュクジュク赤くなる湿潤型
この2つに別れます。
どちらも痒みを伴いますが湿潤型の方が猛烈な痒みとなります。ですが、痒くても掻くのは厳禁です。余計に悪化して治りが遅くなるので我慢しましょう。
最近は女性にもこのタイプの水虫になる方が増えています。お洒落靴に蒸れやすい素材やデザインが多いことが原因と見られます。靴はデザインも大切ですが通気性の良い靴を選びましょう。
汗疱(かんほう)と間違われやすい小水疱型
小水疱型の水虫は汗疱という別の疾患と症状が似ているため間違われることがあります。
汗疱との違いは水虫の原因である白癬(はくせん)菌があるかどうかが決め手となりますので皮膚科で診断を受ける必要があります。
小水疱型の主な症状
- ポツポツと小さな水泡が現れます
- 初期のうちは痒みがありませんが進行すると痒みを伴います
- 皮がむけることもあります
- 指の付け根・あし側面・足裏土踏まずに出来ることが多いです
- 破れた水泡から白や黄色っぽい汁がでることがあります
- 水泡は潰れた後に雑菌が入ると化膿する場合があります
- なので、水泡を故意に潰すのは得策ではありません
こちらも痒みが出ない初期のうちに治療に取りかかった方が早く治ります。疑わしい症状を見つけたら皮膚科へ罹りましょう。
知らずに他人へうつしやすい角質増殖型
角質増殖型は足裏の角質がお手入れ不足でも起こる症状なので自覚しにくく自分が水虫であることに気づけない厄介なタイプの水虫です。しかも角質増殖型は水虫を引き起こす白癬菌が足裏全体に付いています
角質増殖型の主な症状
- 足裏の角質が全体的に白っぽく厚くなります
- 特にかかとが白っぽくカサカサします
- 表面がザラついてストッキングや靴下が引っかかる事もあります
- 水虫特有の痒みやジュクジュクはありません
- 乾燥による肌荒れや角質ケア不足と思い込む方が多いです
- そのため知らずに白癬菌をばら撒いて他人にうつしてしまいがちです
趾間型と小水疱型は春から夏にかけて症状が出始めますが角質増殖型は冬にひび割れなどを起して症状がひどくなります。
もし、足裏の角質が分厚くなっていて全体的に白っぽくなっているなら、一度は水虫を疑って皮膚科で白癬菌がないかどうかを確認することをおすすめ致します。
水虫治療の注意点
水虫は厄介ですし、出来れば誰にも知られずにコッソリと自宅で治したいと思うかもしれません。今は市販薬がたくさん出回っていますからね。
ですが、ご自分が確実に水虫と分かっていないのに市販薬で治そうとするのは危険です。
なので、自分が水虫かなと思ったら一度は皮膚科に行って白癬菌の有無を調べて貰う事をおすすめ致します。
水虫を自宅でコッソリ治したい方
おすすめの市販薬
エフゲン(水虫・爪水虫の両方に効きます)
こちらはマジで効きます!水虫だと人前で足を晒せませんし、たとえば恋人といい雰囲気になってもその先へ進めませんよね?だって、汚い足を見られてしまいますもん(>_<)
なので、水虫は早く治すに越した事はありません。このエフゲンは白癬菌に冒された角質を剥してくれるので思ったよりも短期間で綺麗な足を取り戻せます!
興味のある方は下の動画をご覧くださいね。
女性用パーツケージがあるのは嬉しいですね!見た目が水虫薬とは思えません。梱包も外から水虫薬とは分らないように配慮してくれるのもポイント高いです。
あと、爪水虫の方はこちらの記事をどうぞ!
本日のまとめ
それでは足指の皮がむける!知っておきたい原因3つとポイントについてまとめます。
足指の皮がむける原因は3つあります。
- その①単なる乾燥と汗
- その②汗疱(かんほう)
- その③水虫(水虫には3型種類があります)
それぞれ特徴と治療法が違うので正しく知った上で対処しましょう。
あなたの足が一日も早く綺麗になりますように!
コメント
私の小指と薬指の付け根の皮が剥けててびっくりしましたが、これを見た時ホッとしました。
鈴華さん
コメントありがとうございます。
私も同じく、自分の足指の付け根の皮が剥けてドキッとした経験があります(汗)
少しでも参考になったなら嬉しいです。