爪のトラブルって、見た目が汚いので嫌になりませんか?なかでも足の爪が厚くなったり、足の爪が濁ったり黄色くなったり変色するのは見た目が汚らしく最悪です。
特に女性であれば春先から夏場にかけてのサンダルやミュールの季節は足元の見た目が気になりますよね。
足の爪が通常よりも厚い状態となったり、足の爪が変色するのはいくつかの原因が考えられますが、さまざまな変化を伴う爪の病気や疾患はどれも症状が似ており、自分で正しい診断を下すのは難しいのです。
そこで、今回は「足の爪が通常より厚い」「変色する」原因として知っておきたい2つのポイントについて解説したいと思います。
Contents
足の爪が通常より厚い、もしくは変色する原因について
足爪のトラブルの中でも、足の爪が厚くなる、足の爪が変色する原因として多いのが、爪水虫と肥厚爪(ひこうそうもしくはひこうづめともいいます)です。
※以下、文章中では肥厚爪(ひこうそう)で統一させて頂きます。
両者とも似たような症状が見受けられるため、見た目だけでは区別ができません。
一度発症すると自然治癒はしないため、何らかの治療を受けねばなりません。完治させるには皮膚科か専門の治療院で施術を受ける必要があります。
今回は爪水虫と肥厚爪(ひこうそう)についてそれぞれ詳しく解説します。
足の爪のトラブルに多い「爪水虫」とは?
爪水虫は(白癬菌/はくせんきん)によって起る足指にできる足水虫と同じです。
この(白癬菌/はくせんきん)が爪の中に侵入すると爪白癬=爪水虫を発症させます。つまり、爪水虫の原因は(白癬菌/はくせんきん)による感染症となります!
(白癬菌/はくせんきん)に冒されると爪が分厚くなったり濁りを伴い変色を起します。放置すると後々やっかいな事になる憂鬱な感染症です(T◇T)
白癬菌/はくせんきん)って何?
(白癬菌/はくせんきん)はカビの一種で人間の皮膚を覆っている角質層や爪、髪の毛などに住みつき感染症を引き起こすやっかいな病気です(^_^;)
- 一般的なカビ同様に高温多湿な環境を好む
- 室温や気温は20度から40度、湿度60%以上で発症しやすくなる
- 高温多湿な梅雨時期は足水虫、爪水虫ともに発症しやすい。
- 通気性の悪いブーツや合皮製の靴などを長時間履く場合も発症させやすい。
※ペットにも多い感染症のため、ペットから人に移る場合もある。
爪水虫の症状
下記のような症状がある場合は爪水虫が疑われます。
主な爪水虫の症状
- 爪が白く濁ったり分厚くなってきます。
- 爪表面の色が黄白色や褐色の濁りとなることもあります。
- 足水虫と違い痒みや痛みはありません。
- 進行すると爪がボロボロと崩れやすくなります。
- 爪の表面に縦線や横線の筋がたくさんできます。
- 爪周りに炎症が起こることがあります。
画像による主な爪水虫の症状となります
爪水虫の治療で知っておきたい重要ポイント
爪水虫は足水虫よりも治りずらく、治療は長期戦となります!
爪水虫は治療をせずに放置し続けると他の指の爪にも広がって行きます。
- 爪水虫の人はすでに足水虫を患っている可能性がある。
- 足水虫歴の長い人ほど爪水虫にも罹りやすい。
- 足水虫歴10年以上で約85%以上の人が爪水虫にも罹っているといわれている。
- 爪水虫を根治させるためには同時に足水虫の治療も受ける必要がある。
爪水虫になったら注意すべきこと
爪水虫は(白癬菌/はくせんきん)による感染症ですので家族や周りの人にうつしてしまう危険があります。
感染リスクを回避するポイント
- 足ふきマットやタオル・スリッパなどは共用を避ける。
- 靴は通気性の良い物を選ぶ。
- 通気性の悪い靴を履いたあとは靴内部のケアをして湿気を除き除菌する。
- 入浴や足浴は指の間まで綺麗に洗い、水分は足の指までしっかり拭く。
- 室内では菌をばら撒かないように素足ではなく通気性の良い靴下を着用する。
- 処方された薬は正しく使用し完治するまで治療を受ける。
家族に一人水虫の人がいれば他にも罹っている人がいる可能性があるため治療は罹っている家族全員で受ける必要があります。
爪水虫はどうやって治せばいい?
爪水虫は皮膚科を受診して治療を受けましょう。
爪水虫の治療には足水虫以上に時間がかかります。
さらに爪に潜む(白癬菌/はくせんきん)は奥深くに根ざしているため市販の塗り薬やスプレー式の薬剤では病変まで届かずあまり効かないようです。
皮膚科での治療には飲み薬を処方されることが多いようです。
飲み薬の場合、血流にのって爪まで運ばれた薬効成分が爪の中から作用して(白癬菌/はくせんきん)を死滅させるため、症状により3ヶ月から6ヵ月ほどで少しずつ新しい爪に生え変わりながら治って行きます。
サンダルとミュールの季節に間に合わせたいなら冬場のうちに治療を始めた方が良いですね。
ただし、妊娠中など何らかの理由で飲み薬が服用できない場合は塗り薬を使うことになりますが、約1年間は患部に正しく薬を塗り続けないと完治できないといいます。
こうして見ると爪水虫の完治にはホントに根気がいるようです(^_^;)
こっそり一人で治せる市販薬ってないの?
先ほど、塗り薬は効きづらいと言いましたが、じつは口コミで評判の良い市販薬があります。
それが水虫薬「エフゲン」という塗り薬です。
この薬は足水虫と爪水虫の両方に効くという優れものです。
つまり、これ一つで両方の治療が可能となっています。
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足の爪が通常より厚い、もう一つの原因 肥厚爪(ひこうそう)とは?
肥厚爪(ひこうそう)は爪に長期間物理的な圧力が加わった結果、爪が分厚くなったり色が変色してしまった状態をいいます。
肥厚爪(ひこうそう)の症状
- ほとんどが足の爪で起こり、手の爪に起こるのはごく稀です。
- 爪が肥厚するとヒビが入ったり割れたりしやすくなる。
- 厚みのある爪の中は空洞状態となり、だんだんと剥がれやすくなってくる。
- 進行して状態が悪くなると爪の変形を伴ない痛みのため歩行困難に陥ることがある。
見た目も健康な爪と比べて醜く目立つので人前で足を晒す事に抵抗を感じてしまい精神的にもダメージを負う方がいます。
肥厚爪(ひこうそう)になる原因と治療・予防方法
肥厚爪(ひこうそう)になる原因はいくつかありますが、最も多い原因がなんと!履物です。自分の足の形に合っていない、もしくはサイズの合わない靴を履き続けることにより起こります。
※女性の場合はつま先の狭いヒールやパンプスを長年履き続けることで起る場合もあります。
長時間圧力が加わった爪に発症するため、条件や状況により肥厚化する指の爪は違います。人によっては足の親指の爪であったり、人差し指であったり小指の場合もありますし、指5本すべてがなってしまう場合もあります。
肥厚爪(ひこうそう)になると足の爪が分厚く硬くなるだけでなく、症状が進行すると変形も伴うため、自分でケアするのが難しくなります。なので、専門知識をもった爪専門の治療院で施術を受けることが望ましいですね。
※最近では全国に爪・タコ・魚の目といった足専門の治療院ができているので一度相談するのもいいかもしれません。
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肥厚爪(ひこうそう)の予防法
- 自分の足の形に合った靴を履く。
- 自分の足に合う正しいサイズの靴を知るためにシューフィッターに相談してみる。
- 足の爪の乾燥にも気を配り、日頃から足全体を清潔に保つ。
- 爪は日頃の食生活の状態を受けやすいため栄養バランスに気をつける。
- 爪の状態が少しでもおかしいと思ったらすぐに専門家に相談する。
予防も大事ですが、もしもの時は状態が悪くなる前に改善するのが一番といえます!
本日のまとめ
足の爪が通常より厚い!原因として知っておきたい2つのポイントとして爪水虫か肥厚爪(ひこうそう)の可能性が疑われます。
本日の重要ポイント
- 爪水虫も肥厚爪(ひこうそう)も足の爪が分厚くなる。
- どちらも爪に濁りや色の変色が起こるため素人には自己判断が難しい。
- 爪水虫は基本的に皮膚科を受診して治療を受けなければ完治が難しい。
- 肥厚爪(ひこうそう)は爪の変形を伴うので自分でケアをするのは厳しい。
- 肥厚爪(ひこうそう)のケアは専門のケアスタッフに頼んだ方が良い。
どちらも正しい知識で完治を目指しましょう!
サンダルやミュールの季節も綺麗な足で楽しく過ごしたいですね(^_-)-☆