肌断食をしていると、「肌が乾燥して、しわが出てきた!」と驚く方がいらっしゃいます。
これは、肌断食の理解が不足しているために起きているトラブルです。
というのも肌断食をするには、向き不向きがあるので、人によって取り組み方を考える必要があるからです。
そこで今回は、無理なく取り組めるように、肌断食の際に起る乾燥やしわトラブルの解消方法などを事例別に詳しくご案内したいと思います。
あなたの素肌が一日も早く美肌となりますように(*^^*)
Contents
☆肌断食による乾燥としわは冬に悩みが集中します!
肌断食では普段のスキンケアをやめて肌本来の機能を取り戻すことを推奨しています。
しかし、冬は通常スキンケアをしないと肌トラブルを招いてしまいますよね。
ですから、特に冬に始める場合は注意が必要になるのです。
大切なポイントが肌断食は自分の状態に合わせて取り組むことです。
☆肌断食に向く人と向かない人
当然ですが、肌断食を行う場合、この方法が向く人と向かない人がいます。
また、向いている人であっても取り組み方に注意しないとトラブルを招いてしまいます。
それぞれのタイプを見てみましょう。
肌断食に向いているのはこんな人
♥もともとスキンケアをしてこなかった人
(効果が早く出やすいといわれています。)
♥年齢が若い方(若い方は肌の回復が早いため)
♥生まれつき肌が丈夫な人(肌にアトピーなどの疾患が無い人)
肌断食に挑む際に注意が必要なタイプ
♥今までスキンケアをしっかりしてきた人
(たくさんの化粧品を使ってきた人)
※もちろん、スキンケアをバッチリしてきた人でも肌断食で効果を得る事はできます。
ただし、効果がでるまではそれなりの期間を耐える覚悟が必要となります。
♥年齢的にホルモンなどのバランスが狂い始める中年期の人
40代に入ると体もお肌も若い頃と同じというわけには行きません。
特に更年期に入る45歳以降はホルモンのバランスなどにより、体の内部から肌の調子以外にもいろいろと変ってきます。
なので、肌断食を行う際はゆっくりと時間をかけて様子を見ながら行う必要があるのです。
肌断食が向かないのはこのタイプ
♥生まれつき肌の弱い人
アトピーや慢性蕁麻疹といった皮膚に疾患を抱えている人は必ず皮膚科などの専門医に相談されて下さいね。
♥内臓疾患などにより皮膚の正常な働きを保てない方
この様な方は皮膚の働きを助ける成分を体内で生成できなかったりするのでスキンケアで不足分を補う必要があります。
ですから肌断食は向いていないといえます。
自分がどのタイプなのか慎重に見極めて始めましょう!
☆肌断食の取り組み方でおすすめの方法
もし肌断食をするのに向いていないのであれば、慎重に取り組む必要があります。
極端な肌断食をしてしまうと、思わぬトラブルの原因になってしまうからです。
ここでは肌断食で肌が乾燥しがちなタイプの方に、オススメの取組方法を紹介していきます。
佐伯チズさん式がオススメ
『佐伯チズさん』によれば多くの人が自分の肌タイプを間違って認識しているそうです。
一般的に肌質には「オイリー肌」「乾燥肌」「混合肌」があると思われています。
しかし、実際にはほとんどの人が普通肌だそうです。
肌は本来、自らの力で潤うことができ、油分(皮脂)も適度なバランスを保つように働きます。
しかし、間違ったお手入れにより本来の機能が偏ってしまい、そのせいで肌の状態が「オイリー肌」「乾燥肌」「混合肌」となっているのです。
つまり、この状態は自らの間違ったお手入れで作り上げてしまったものなのです。
そこで、この間違った状態を改善・リセットするために肌断食を行います。
『佐伯チズさん』肌断食のポイント
■仕事のない週末などを利用してお肌に何もつけない日を設けて肌を休ませる。
※肌断食の間は化粧水をはじめ、全ての化粧品・メイクをやめます。
■出来れば週に2~3日ほど設けるのが望ましい。
※休日前夜から休日終了夜まで行います。毎週が無理なら月2回程度でも良い。
■W洗顔はしない(W洗顔は肌を正常に保つ角質層を必要以上に剥がしてしまいます)
※始める際にメイクをしている人はクレンジングのみを行う。
メイクをしていない人は洗顔のみを行う。
『佐伯チズさん』の方法は基本、週2,3日場合によっては月2回とかでもいいので肌に急激な変化を与えるのが難しい方や40代以降の方にも負担が少ないのです。
さらに、この方法だと肌断食による乾燥やしわトラブルを招きにくいので冬も安心してチャレンジできます。
週末土日が休みの人の場合の実践スケジュール事例
●金曜日夜
W洗顔は肌を傷めるのでクレンジングもできる洗顔フォームで優しく泡洗顔します。
こすり過ぎないように泡立てネットを使って立てた泡でメイクを落とします。
洗顔後はお肌がつっぱっても何もつけません。
●土曜日朝
ぬるま湯でやさしく洗顔します。洗顔後のスキンケアは一切しません。
一日ノーメイク・ノースキンケアで過ごしましょう。
●土曜日夜
無添加石けんで優しく洗顔します。
こちらも泡立てネットで泡を立て、軽く泡洗顔します。
決して洗いすぎないように注意しましょう。
同じく洗顔後のスキンケアはしません。
●日曜朝
ぬるま湯でやさしく洗顔します。洗顔後のスキンケアは一切しません。
一日ノーメイク・ノースキンケアで過ごしましょう。
●日曜日夜
無添加石けんで優しく洗顔します。
こちらも泡立てネットで泡を立て、軽く泡洗顔します。
決して洗いすぎないように注意しましょう。
同じく洗顔後のスキンケアはしません。
●月曜日朝
ぬるま湯で優しく洗顔したあと、通常のスキンケアを開始。
いつものメイクを始めてOKです。
※お肌のためには夏の冷房や冬の暖房などによる室内の乾燥にも気を配りましょう。適度な気温と湿度に調整しましょう。
☆肌断食は肌の状態を見極めるバロメーター
お肌は35歳を過ぎたあたりから加齢によって機能が弱まってきます。
40歳を過ぎるとそれは顕著になります。
不足した肌機能を適度に化粧品で補うのが正しいスキンケアです。
しかし、化粧品でスキンケアを行うことは肌本来の潤う力や適度な油分(皮脂)バランスを弱めてしまう矛盾した行為でもあります。
それを正すために肌断食は有効な方法なのです。
また肌断食をする事によって自分の肌の状態が見えて来ます。
- 皮脂が出てきて顔にテカリがないか?
- 乾燥していないか?
など・・・
肌の状態をチェックすれば、日頃のスキンケアで
- 自分の肌には何が必要なのか?
- 何が不要なのか?
おのずと感知することができるのです。
1日何もつけずにいても適度に潤いと皮脂バランスが整っていれば肌は健康で正しいスキンケアができていると判断できます。
皮脂が多くテカっているならクリームなどの油分を与えすぎています。
また乾燥がヒドイなら普段の保湿が十分でないのです。
それ以外にも洗顔やクレンジングで肌の角質を傷めているのかもしれません。
■夜の洗顔 メイクをしている場合、W洗顔をしない。
クレンジングをかねた洗顔フォームで優しく泡洗顔する。
■朝の洗顔 ぬるま湯で優しく洗う。
■化粧水は手の平で温めて、手の平全体を使って優しくお肌になじませる。
■乳液やクリーム類は付けすぎない。
適量を同じく手の平で温めて手の平全体を使って優しくお肌になじませる。
■紫外線防止剤も同様に優しくなじませる。
■定期的にローションパックでお肌をしっかり保湿する。
■メイクをする際はどの工程でも力をいれてこすらない。
なるべく肌に刺激を与えない。
☆まとめ
肌断食が肌の健康にいいと思い込んでいる人がいたら、「乾燥したりしわになったり・・・」と、とんでもないトラブルになりかねないので注意が必要ですよ。
もしあなたの周りにも肌断食をしている方がいらっしゃったら、ぜひ教えてあげてくださいね!
ちなみに極端な肌断食は、メイクすらダメ!と主張する人もいますが、現実にはなかなか実践が難しいです。
しかし、佐伯チズ流であれば、比較的安心して取り組めると思います。
先ほどご紹介した曜日別の実践スケジュールを参考にして、少しずつ試してみてはいかがでしょうか。
過剰なスキンケアに気付けるというメリットもありますしね。
あなたの肌にとって何が本当に必要なスキンケアなのかを、チェックするためにもぜひ肌断食にトライしてみてくださいね。